客を勝手に練習台や教材にするな!

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こんにちは。飛び込み営業マンから練習台兼カモ認定されている山田です。

「練習に付き合ってください」とか「勉強のためにお話させてください」という営業トークを耳にしませんか?新人や若手の営業マンが口にしがちです。

しばしば私の家にもマンションやら保険やらファイナンシャルプランニングやらの飛び込み営業が来ます。まぁまぁ、一応話だけは聞くことはあるのですが、「練習に付き合ってください」とか「勉強のためにお話させてください」と言われると少々カチンと来てしまいます。一気に話を聞く気が失せます。

もちろん、その営業マンも悪気があって言ってるわけではなく、その場の雰囲気をなごませるために、あるいは逃げ道を用意するために言っているんでしょう。でも、お客はその営業マンの教育係でも教材でもありません。忙しい中時間を作って玄関先で話を聞いているのに「練習に付き合え」だの「勉強させてくれ」だの言うのは非礼であり、もうちょっと言葉の選び方に気をつけてほしいものです。

誰しも新人の時代はあります。私もありました。たしかに新人という逃げ道を用意したいのはわかります。でも、たとえ新人であっても客先に行くのであればプロとしてお客と接するべきだと思います。

何年もビジネスパートナーとしてお付き合いしてお互いの信頼関係が構築できていて、かつベテランが隣でいつでもフォローできる体制が整っている上で、「勉強のために今日はこいつにプレゼンさせてやってください」というのなら、「ああそうなんですね!」と微笑ましい気持ちで受け入れられます。

しかし、まったく信頼関係が築けてないところに一人で来て「勉強させてください」はないだろうと。特にフリーランスで商売している方はなおさら。私も独立して取材に出るようになったときに、「今日はじめてですから」「練習台になってください」なんて口が避けても言えなかったです。クライアントさんも、取材先さんも、プロとして私にご依頼いただいているわけだから。

ということで、今日も売り込みがあって開口一番例のごとく「僕の練習のためにお付き合いしてください」と言われたので、「私はあなたや御社の教育係じゃありませんから」とチクリと釘を刺した上で一応お話はお伺いしました。

もっと心が広い人なら、「ああ、若い子ががんばってるな~」と温かい目で見られるんでしょうか。そう思うと、まだまだ私も未熟なのかもしれません。。。

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