面白い時代になってきたという話

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時代の寵児……いやただの肥満児、山田です。

先日、取材先の方が「面白い時代になってきたね」という話をされていました。これは私も完全に同意です。

たしかにコロナ禍で困窮されている方、事業者が多いことは無念に思います。しかし、その一方で新しいコンテンツやライフスタイルの変化がどんどん生まれ、日本社会にとって新しいステップが到来していると実感しています。

たとえば飲食店では会食や宴会が難しい中デリバリーやテイクアウトに力を入れています。移動が制限される中、航空業界や旅行業界ではオンラインツアーをはじめました。住宅会社ではやはり展示場見学や来店促進イベントが開催しづらい中、オンラインルームツアーやオンライン相談会などを実施しています。

手前味噌ではありますが、私もボランティアとしてオンライン演奏会の企画・運営をさせていただきました。荒削りではありますが、演奏する機会を奪われてしまった音楽愛好家の皆さんからは喜んでいただけました。このように、コロナ禍で生活様式が変わる中、新しいコンテンツがどんどん生まれてます。

ライフスタイルもどんどん変わっています。リモートワークでどこでも仕事ができるようになったのは非常に良いことだと思います。これから会社員の方でも場所や時間にとらわれない、フリーランスのような自由な働き方が主流になるのかもしれません。

Web会議が当たり前になってきたのも非常に良いことだと思います。特に私にとっては追い風です。これまでは対面での取材が主で、対応エリアは岐阜、愛知、三重、静岡の東海四県や長野、北陸、関西(滋賀、京都くらいまで)、東京、つまり片道3時間くらいで移動できるような範囲に限られていました。

今ではWeb会議で全国の取材先さんに取材することができます。お陰様で案件も増え、たとえば今日は北海道、明日は九州の事業者様と打ち合わせ、あるいは午前は四国、午後は東北の事業者様と打ち合わせといったケースも珍しくありません。一昔前までは飛行機や新幹線で飛び回ってやっていたようなことが、今では自宅でできるようになったというのは凄いことです。

コロナ禍で失ったものも多いのですが、一方で我々が得たもの、あるいはこれから得られるものたくさんあるはずです。私もいろんな事業者様と関わってきましたが、倒産したという話は聞いたことがありません。私たちが関わるということは、ネットに活路を見出されている感度が高い事業者様だといえます。コロナ禍の中で試行錯誤をされ、柔軟に時代に対応されているからこそ生き残られているのだと思います。

もちろん、ネットが全てではありません。現地に赴き、対面で話さないと成り立たたないこともあります。良き伝統や慣習、リアルの良い部分を残しつつ、ITを使いこなすなど人の叡智を結集させることで、より面白い時代、より良い時代が来るのではないかと確信しています。

取材先様は「これからの5年に日本が没落するか、成長するかがかかっている」とおっしゃっていました。コロナ禍というショック療法を乗り越えられるかどうかが鍵になるのは間違いなさそうです。

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