こんにちは。ライターの山田です。
この度、弊所では名刺をリニューアルしました。下記のように変更しました。
【表面】
・フォントをMS Pゴシック体にしました
・新しく3級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取得したので記載しました
・万年筆の角度を高くしてあえて上面にはみ出るようにしました
・英語の屋号名の記載を廃止しました
・視認性を向上させるため、名前を太い文字にしました
・スッキリさせるためにラインを細くしました
・電話番号とメールアドレスを並列に表記しました
【裏面】
・「おまかせください!!」を青帯白抜きにして、あえてはみ出るようにしました
・事業内容の「各種事務処理代行」がわかりにくいし、特に受注することもなかったので削除しました
・右側の空白に弊所のモットーを記載しました
弊所では名刺を印刷する際にデザインを見直して常にリニューアルを繰り返しています。今回で3回目のリニューアルです!!
名刺を渡したときの相手方の反応や、自分の使い勝手をなるべく名刺のデザインや内容にフィードバックするよう心がけています。
たとえば、フォントを変更したのは「フォントがバラバラで見づらい」という指摘をいただいたのがきっかけです。事業内容の「各種事務処理代行」を廃止したのは、意味がわかりにくく「具体的にどのようなことをされているのですか?」という質問をいただいたからです。また、「確定申告の帳簿付けとかもお願いできるんですか?」という質問もいただきました。
当初はExcelなどのデータ作成や編集などを想定して「こんなこともできますよ」とアピールしたかったのですが、「各種事務処理代行」という事業名は漠然としていて説明してもそれほど反響はありませんでした。また、雑多な事務仕事をやっていくよりはライターやホームページ制作、インターネット広告に注力したほうが良いと考え、廃止に踏み切りました。
そして、「もっと自分のことを知っていただくためにどんな情報を記載すれば良いか?」ということを考えたときに、理念を記載すれば良いのではないかという考えに至りました。
今まで、こうしたスローガン的なものは掲げていなかったので、今回のリニューアルをきっかけに作りました。「前方良し」「一期一会」「社会貢献」という理念にもとづいて仕事をしていきたいと思います。(この言葉を掲げた理由についてはまた改めてご説明します)
そしてそして、今回一番実現したかったのが、万年筆と青帯をはみ出させることです(笑)なぜ、はみ出させるようにしたのか?それは利便性です。
上面にイラストや帯をはみ出すことで、名刺を重ねたときにはみ出た部分がインクの色に見えます(上図赤線囲み部)。すると、名刺を名刺入れに入れたときに自分の名刺であることがすぐに判別できます。
すぐに自分の名刺を取り出すことができるし、誤って他の方からいただいた名刺を渡してしまうリスクもない。ぱっと見て名刺の残量がわかるので、補充するタイミングもわかりやすくなります。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、実物を見ると色の違いがしっかりとわかり、非常に使い勝手が向上しました。
今回は紙も変更しました。今までは柔らかい雰囲気を演出するために、「普通紙クリーム」という、ちょっと黄色かかった目に優しい紙を使っていました。今回は光沢があって白味が強い「サテン金藤」という紙を使い、高級感やくっきり感が増した名刺になりました。
と、こうして名刺を印刷するたびに色々考えてリニューアルを重ねています。「これアピールしたいな」「こうしたら見やすいんじゃないかな」と仮説を立て、名刺に反映し、相手方の反応を見て、改良する。このサイクルが非常に楽しく感じます。こういうのもフリーランスならではの醍醐味かもしれません。
名刺をリニューアルすることで、新しく理念を作ったり、アピールする事業内容を変更したりするなど、方向性も見出すことができます。
今回のリニューアルも仮説です。デザイン的に内容的にも自分の名刺が完璧だとは思っていないし(特にデザインはドシロート!)、延々にこうしたサイクルは続いていくのだろうと思いますが、とりあえず新しい名刺を渡すのが楽しみです。
おかげさまで名刺を渡す機会も増えてきています。「どうしたら良い名刺が作れるのか」「どうしたら自分のことをより理解していただけるのか」と考えたときに役に立つのは、やはり相手方の反応です。今後もしっかりとアンテナを張って、名刺1つにおいても改良を続けていけたらと思います。
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